トレンドフォローでのエントリーは初心者の方にもわかりやすく優位性の高いエントリー方法です。トレンドフォローって何?どういうエントリー方法なの?という方はぜひご覧ください。
トレンドフォローとは?
トレンドフォローとは、トレンド相場を見極めてトレンド方向の波に乗り、エントリーをしていくことです。
トレンドフォローでトレードするには…
トレンドフォローでトレードするには、今の相場状況が「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ」のどの相場なのか?を見極める必要があります。またそのトレンドは継続しそうなのか?終了して転換しそうなのか?を判断する必要があります。
今の相場状況を見極める方法
今の相場状況を見極めるには、「押し安値」「戻り高値」を意識します。
「押し安値と最高値」「戻り高値と最安値」を境に相場がどのように動くのかを意識することで「上昇トレンドなのか?」「下降トレンドなのか?」「レンジなのか?」「トレンドが継続しそうなのか?」「トレンドが終了し転換しそうなのか?」を判断することができます。
最高値をブレイクした場合
最高値をブレイクした場合には、上昇トレンドが継続すると判断できます。
上昇トレンド継続と判断すると、トレンドフォローで買いエントリーをしていけます。
最安値をブレイクした場合
最安値をブレイクした場合には、下降トレンドが継続すると判断できます。
下降トレンド継続と判断すると、トレンドフォローで売りエントリーをしていけます。
押し安値をブレイクした場合
押し安値をブレイクした場合には、上昇トレンドが終了し下降トレンドに転換しそうと判断できます。
この押し安値をブレイクした状態が、ダウ理論での明確な転換シグナルといわれています。明確な転換シグナルが発生すると1つのトレンドが終わり、次のトレンドが発生する可能性が高いです。
上昇トレンドが終了し下降トレンドに転換しそう判断し、次の下降トレンドの波に乗ってトレンドフォローで売りエントリーをしていけます。
戻り高値をブレイクした場合
戻り高値をブレイクした場合には、下降トレンドが終了し上昇トレンドに転換しそうと判断できます。
この戻り高値をブレイクした状態が、ダウ理論での明確な転換シグナルといわれています。明確な転換シグナルが発生すると1つのトレンドが終わり、次のトレンドが発生する可能性が高いです。
下降トレンドが終了し上昇トレンドに転換しそう判断し、次の上昇トレンドの波に乗ってトレンドフォローで買いエントリーをしていけます。
「押し安値と最高値」の間で揉み合っている場合
押し安値と最高値の間で揉み合っている場合には、レンジ相場と判断できます。トレンドが発生していないのでトレンドフォローでのエントリーはできません。
「戻り高値と最安値」の間で揉み合っている場合
戻り高値と最安値の間で揉み合っている場合には、レンジ相場と判断できます。トレンドが発生していないのでトレンドフォローでのエントリーはできません。
狙うべきポイント
トレンドフォローで狙うべきポイントは、3波と5波です。
特に3波は、最も長い波動といわれていて大きな利益を狙いやすいポイントです。
エントリー方法
トレンドフォローでのエントリー方法は「押し目買い」「戻り売り」がおすすめです。
- 「押し目買い」とは、上昇トレンド中に一時的な調整で下がったタイミングに買いエントリーする方法です。
- 「戻り売り」とは、下降トレンドの中に一時的な調整で上がったタイミングに売りエントリーする方法です。
トレンドフォローのメリット
リスクリワードがいい
リスクリワードとは、1回のトレードにおける利益と損失の比率のことです。
トレードをするときには、1回のトレードでとる「リスク(損失)」に対してどのくらいの「リワード(利益)」を上げることができるのかを計算してエントリーをしていきます。
トレンドフォローは、トレンド相場の波にうまく乗ることで大きな利益を得ることができ、 かつ良いエントリポイントでエントリーをすることでリスクを小さくすることができます。
小さなリスクで大きなリターンを得ることができるトレード方法なのです。
FX初心者の方は勝率ばかりを気にしがちですが、FXでは勝率よりもリスクリワードのほうが重要です。エントリーする前には必ず損切・利確のポイントを明確にし、リスクリワードが良いエントリポイントでのトレードを積み重ねることで利益がどんどん増えていきます。
トレンドフォローのデメリット
トレードチャンスが少ない
相場の7割はレンジ相場だといわれています。
そのため、トレンド相場は頻繁に発生するものではありません。
トレンドフォローだけを徹底してトレードをしていく場合には、エントリーチャンスは少なめです。多通貨ペアを監視してトレードチャンスを増やすなどの工夫をするとよいと思います。
欲望を抑えないといけない
トレンドフォローだけを徹底してトレードをしていく場合には、トレンド相場が出るまで待たないといけません。頻繁にエントリーポイントが来るわけではないので、待っている間に早くエントリーしたいという感情になり欲望に負けてしまい自分のルール外のエントリーをついついしてしまいます。
自分が決めたルール以外のことをして含み損を抱えてしまうと、利確や損切の位置も分からずにエントリーしてしまっているため冷静さが失われてしまい、損を取り戻そうとしポチポチ病になってしまう危険性があります。
待つも相場という相場の格言があるように、欲望を抑えて待てるように自制心を高めましょう。
トレンドフォロー まとめ
トレンドフォローは、シンプルなので初心者の方にもわかりやすく使いやすいです。
トレードチャンスは少ないですが、逆に少ないトレード回数で大きな利益を狙えるチャンスです。